2021/2/12

2月9日に小児はりセミナーを行いました。
10人のちびっこ達とそのママさんにお家でもできる小児はりについてお話ししました。

やっぱり、例年に比べて風邪症状の出ている子どもが少ないΣ(゚Д゚)
それでも、風邪の予防に小児はりを試してくださいって熱弁しました💦

セミナーでも話したのですが、東洋医学では「皮膚」は「肺」と深く関係していると考えられています。そして「風邪」は外から体内に入ってくるものと考えられています。このため、風邪が体内に侵入する際、最初に通るのが「皮膚」になります。通常、皮膚の表面には「気血」が流れていてバリヤーのような働きをしているとも考えられています。

しかし、体調不良などによって、皮膚の状態が悪いと外から「風邪」が体内に容易に侵入してしまいます。

なので、小児はりセミナーでは結構しつこく(笑)皮膚を乾燥させないことを薦めています。皮膚が乾燥していると感じたら、風邪のひき始めである可能性があることもかなりしつこく(笑)(笑)話しています。

小児はりは、刺さない鍼治療ですが皮膚をなでたり擦ったりするだけでも、①皮膚表面の血行を改善させたり、心地よい刺激が②自律神経の安定につながったり、ツボや経絡を意識した部位をなで擦ることで③内臓の働きを整えることができます。

はたで見ていると、短時間でさらっと子どもの手足を触っているだけですが「皮膚に触れる」ことがこんなにも身体によい影響をもたらしてくれるなんて本当に、人間の身体って不思議ですよね。
今はコロナの加減で、会いたい人にも会い辛い日が続いています。テレビ電話やメールなど色々な方法で会わずに交流する方法が重宝されていますが、やっぱり直接会って触れることが何よりも心身にとって大切なことなのではないかなぁと改めて考えさせられます。

痛み止めを一人で苦痛に耐えながら水で流し込むよりも、大好きな人と話をしながら、痛い場所を直接触ってもらう方が楽になることもあるかもしれませんね。

笑顔の明日を作る場所
三重県鈴鹿市にある”はやさき鍼灸治療院”
℡:059-389-7241
mail:sugimoto@hayasaki.info