昔こんなことしてました③

久々のこのシリーズ…
今回は、大学時代のゼミの話です。

プロフィールでも載せているのですが、私の出身校である明治鍼灸大学(現明治国際医療大学)では、3年生の時に国家試験を受験して4年生の時には様々な臨床実習に鍼灸師として参加します。卒業論文を作成する卒業ゼミは、それぞれが好きなものを選ぶことができます。内科鍼灸に興味が あった私が選んだのは「呼吸器ゼミ」でした。
喘息の患者さんに鍼灸治療をして、その効果を報告するといった内容だったと思います…。詳しい経緯は忘れてしまったのですが、喘息の女の子に鍼灸治療をしていました。喘息の鍼灸治療は症状のコントロールが中心になります。このため、病院で処方されている薬のことや日常生活についても把握できるように「日誌」を患者さんに記録してもらい、毎週治療をしていました。それまでは「治療 = 鍼をすること、お灸をすること、薬をだすこと、注射をすること」など患者さんからしたら受け身なことだと思っていたのですが、病気を治すためには医療者と患者が協力していかなければならないということを強く実感しました。患者さんとのコミュニケーションが非常に重要であることに気がつくことができました。

この時の経験が影響しているのか、今でも患者さんと話をするときには、その症状を改善するために私(鍼灸師)にできることとあなた(患者)にできることという視点で話をしています。患者さんの症状を改善するためのチームというスタンスで治療をするので、問診や治療後の話が長くなってしまうこともありますが、それも治療には必要なことだと考えています。たまに雑談で盛り上がるのも楽しいですしね( ´艸`)。

写真の聴診器は、ゼミの指導をしてくれていた先生が持っていたものが羨ましくて、後に自分で購入したものです☺

昔、こんなことしてたなぁー…シリーズでした。

はやさき鍼灸治療院 杉本