東京オリンピック

来年ですねー。オリンピック。

来年の今頃は、ココでも東京オリンピックについて書いている予感です(;゚Д゚)

林崎で開業してからは、スポーツ障害の患者さんに接することはうんと減ってしまいましたが、それまではちょこちょこ接する機会がありました。野球とかバレーボールとか、陸上とか、ラグビーとかもあったかな。鍼灸治療が痛みに対して効果的というのは割と一般的に知られているからかもですね。

卒業後、附属病院で研修をしている時は整形外科の外来にいたので、スポーツ関連の患者さんも見かけました。基本的には、お年寄りが多い地域だったので小学生くらいの子どもが待合にいる光景はとても印象的でした。そして、「こんな状態ではとてもじゃないけど野球は出来ない。投げられない」そうお医者さんに言われて愕然としている親子の姿もまた、印象的でした。

私がアスリートを治療する時はいつも見えない壁を感じます。「理解できない」という壁です。だって、練習のし過ぎで故障しているのに「練習がしたいから治してほしい」なんて…(>_<)。痛めた身体を酷使して練習している子もいます。当然、痛みを隠して試合に出ようとする子もいます。監督やコーチに連れられてきた選手たちの場合、彼らの前だと何も言わないことがあります。それは怪我を知られたくないから。知られることでレギュラーを外されたり、試合に出させてもらえないことを恐れているんです。メンタルのケアも日常生活のアドバイスも重要。それがスポーツトレーナーの仕事なんだなって思い知らされる日々でした。

ただの鍼灸師であってトレーナーではなかった私にできることは、痛みの治療と身体の疲労改善。ひたすらそれに徹していたように思います。それにしても陸上部の選手なんてとんでもない痛みを訴えてきたりしますからね💦「3キロ地点超えたあたりから痛い」とか。わからんー(;゚Д゚)。とにかく毎回、悩まされてばかりでした。

一般的に、スポーツトレーナーって色んな資格を持っている方が多いです。医師、柔整師、鍼灸師、理学療法士、作業療法士等国家資格を複数取得している方もいます。それに加えて、アスレチックトレーナー(AT)という資格を所持している方もみえます。ATの資格は日本では国家資格ではないのですが、アメリカでは国家資格になっているそうです。

アメリカでは国家資格になっているということ、つまりアメリカではそれだけスポーツ障害に関して理解があるということかなと思います。日本ではどうなのかな。スポーツの現場に身を置いていない私にはちょっとわからないですか、今でもいそうですけどね。気合で乗り越えろーみたいな監督とかコーチとか。。

未成年のスポーツ活動にはその子の将来を左右するほどのリスクを抱える可能性があるということ。なのでケアに関しては大人がしっかり責任をもって行わなくてはならないと思います。将来スポーツ選手になりたいという方は、まず最初にトレーナーを探してください。それが一番大切だと思います。若さだけでは乗り越えられないような負荷を身体にかけるわけですから、それでも身体が何よりも大切な仕事なのですから。

笑顔の明日を作る場所
三重県鈴鹿市にある”はやさき鍼灸治療院”
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